オレは鎖に巻かれて、身動き一つとることはできない。
そんな状況に自分を追い込んだのは、誰でもない、
この自分。

お題 1番 鎖  エド中心

見えない鎖がオレの自由を奪う。 足を捕らえて。
見えない鎖がオレを苦しめる。   首を捕らえて。
罪人を罰するかの如く、その威力は静まることを知らない。
実際、オレは罪人なのだから、鎖の力が弱くなることは無い。
”母さんにもう一度会いたい” それだけがオレを罪へと突き動かし、
その代償はすべてオレへめぐって来た。
そう、逃げ道なんてものは用意されちゃいない。
暗い部屋で、ただ鎖に捉えられ、永遠と罪悪感に悩まされ続ける。
神と天使はそろってそっぽを向き、悪魔は笑いかける。

ある日、突然光を見た。
まばゆいその光はオレの足の鎖を外した。
オレは自由が利くようになった。
その光は、一人の男が起こし、幼馴染が運んできた。
閉じ込められていた暗い部屋から出て、旅に出た。

それでも、首の鎖は消えることなく。
今でもオレの首に巻きついている。


1番 鎖   終わり

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1文字お題「1番 鎖」、いかがでしょうか?いつもより短めカナ。
完全無欠のエド視点、エドの罪の意識と状況を鎖に置き換えてみました。
う〜ん、大佐のうまい比喩表現が浮いてこなくてかなり 困りました…。
まさか「無能」などというフレーズをここで出すわけにはいかないし…と、
仕方なく「一人の男」になっていただきました。私が無能ですわぁ><

2006年10月21日 UP