自分のせいで消えてしまった弟を取り戻せるなら、
自分はどうなってもいいと、
死んだっていいと、そう思ったあの時。

お題 2番 死  エド視点

『国家錬金術師を狙う殺人鬼がいる』。それを知ったとき、
『我は神の代行人』というアイツの台詞を聞いたとき。
”やっと、裁きが下されるのか”そう思ったのも事実。
”まだ、死ぬわけにはいかない”そう思ったのも事実。
あの時死ねたら、きっと楽だった。
でも、それはアルを一生―いや、永遠にあの体のままにすることで。
それ以前に、生きることを諦めちゃいけない、その意志も消えかけて。
アルにはずっと、世話をかけさせっぱなしだった。
俺の暴走を止めるのも、寝てる間の世話も、全部アル。
弟を残して自分だけ死ぬなんて、とても耐えられない。

でも。アルの魂をこっちに引き戻したとき。
あのときは、死んでもいいと思った。
自分のせいで消えたのだから、自分が代価で取り戻せるなら。
スカーに殺されそうになったときも、
それでアルが自分の体を取り戻す旅ができるなら。
死んでもいいと思った。

でも、死を目前にしたとき。
人はやはり、死にたくないと願うものでもある。


2番 死   終わり

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………なんか話をのばせません。まだスランプ抜け出してないのでしょうか?
お題2番、「死」。鋼錬では何度となく出ている言葉、そして漠然としたテーマ性。
結構頭を抱えました。難しかった。結局またエド視点ですよ あーぁ。
次は「血」。これまたいっぱいかけそうでかけそうにないお題…^^; (選んだのは自分でしょ

2006年11月27日 UP