「ただいま。」
「おかえりー。」
「…………?」
家に入った瞬間に、甘い香りが鼻を抜けた。
チョコよりも エド→ウィン バレンタインネタ
「ウィンリィー?……なにやってんだ?」
漂う香りを突き止めると、そこはキッチンだった。
「え?……えへへー。」
型になにやら黒い液体を入れている。
そこから、甘い香りはした。
「よし、コレを冷やして……っと。」
「は?」
イイからイイから、といいながら冷蔵庫に型を入れる。
「後は待つ。はいはい戻ってー。」
とリビングに強制送還。
数十分後。
「そろそろかなっ♪」
「はぁ?………なにが?」
「チョコよ、チョコ!」
「……………チョコ?」
「そ!はるか東の島国では2月14日に好きな男の子にチョコをあげる週間があるんだって。」
「それをまねたと。」
「そういうこと!」
そういえば型、ハートだったか?
「あっ、固まってる固まってるw」
型から取り出すとわざわざ箱に入れ、ラッピングまでして差し出す。
「はい!バレンタインのプレゼントっ!」
「バレンタイン?」
「2がつ14日のことを言うんだってー。」
「…………お前さ、その情報ってでどころは?」
「アルだけど?」
「………どうりで。」
アルが朝から行けいけうるさかったのはこのせいか……。
「ったく、お前もアルもバカだな。」
「え?」
グイっ、とぼけた顔のウィンリィを抱き寄せる。
「お前がいればチョコなんていらねーよ。」
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バレンタイン寸前投下。
イヤー、焦った。気付いたの今月5日(日記参照)。
「やべぇ!バレンタインネタ書いてねぇ!」と慌てて書きました。
不自然な点は見のがして下され…。
2006年2月8日 UP