「おーい…」 「……………………」 「おーいってば!」 「ナニようるさいわね!」 帰り道 11000HIT記念エドウィン学パロ 「返事ぐらいしろよ!」 「返事したって一緒だもの。『一緒に帰ろう』でしょ?」 「わかってんならいーや。で?なんか用事でもあんのか?」 「用事もなにも、これから部活!先生が復帰して、3ヶ月ぶりだからねー」 「そうか…じゃ、また明日な」 「うん。バイバイ」 また今日から1人でとぼとぼ帰る日々が始まるのか……。 そう思うと、無性にむなしくなった。 アルも部活、ウィンリィも部活…。リゼンブールからこんな高校に来てるヤツはオレらだけ。 「ってか、アイツ結構 頭良かったんだな…」 まさかこの高校に来るとは思わなかった。 アイツの中学の偏差値じゃゼッテー来れねーと思ってたのに。 おかげでオレは一週間、アルに昼食をおごるハメになった。 後からばっちゃんに聞いたんだが、アイツ 毎日徹夜で勉強してたらしい。 アルはそれを知っていた、と…なんという不公平。 ……………ヤベェ、そんなこと考えてたらますますむなしくなって来たぞ…。 「部活ねぇ…」 そんなことに情熱を燃やせる理由がわからねぇな。 家に帰って本読んだりしてるほうが有意義だと思うが……。 んなこといったらきっと、部活 はいってる全校生徒に怒られんな…。 「あーくそっ!」 なにをどう嘆いても、気分は晴れない。 なんていってる間に駅。昨日までは隣にウィンリィがいたのに…。 …うわぁ、オレちょっと頭おかしくなってきた?爆弾発言だぞこれは。 「1人ってむなしいもんだなぁ…」 「…………………ドー!」 「………?」 ウィンリィ?…いや、空耳 ソラミミ。 「エドー!」 ……………じゃなかった。 「お前、部活はどうしたんだよ?」 「どうもこうもないわよ!なんか『今日も部活無しー』とかいって! まぁ、多分 先生が完全に復活してないのが原因だとみんなにらんでるけど」 「……………」 これは……。 「慈悲深い神が珍しくオレの味方をしてくれた…ってコトか?」 「え?なんのこと?」 「いや、なんでもねぇ」 終わり -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 12000近くなってやっと11000の記念SSをアップです。あーぁ、んだよこの作品は。 でも私的には結構気に入ってますw …実は、日記にも書いた「ドラゴンラージャ」の書き方を結構参考にしてます。 あれは主人公視点の作品なので、参考になる点がたくさんありましたー^^ フフフ…いろんなものからいろいろと技術を吸収して、エドウィンを極めていきたいですw 2006年9月11日 UP |