聖夜 幼なじみモノ ウィンリィ視点
12月15日。今日はクリスマス。
昼間っからばっちゃんと二人だけのクリスマスパーティーの準備。
クリスマスでも、アイツらは帰ってこない。
―ま、当たり前か―
なんて思っていた。
「いよーっ!ウィンリィー!」
「ただいま、ウィンリィ。」
「… … … … …ってぇ!帰ってきたの?!」
「んだとこら!帰って来ちゃわりーのかよ?!」
見ると、アルは完全に荷物持ちになっていた。
その抱えている荷物のなかに、ある文字を見つけた。
―RUSHVALLEY MAKE (―
「……工具?それ…………。」
「ん?あぁ、これか。これ使ってオレにいい機械鎧(付けてくれよな!」
「毎日努力してますーだ!」
「それにしては成果が見られねーんじゃねーの?」
確かに、まだはっきりと成果はない。
でも、この工具を買ってきてくれたのは、自分の為じゃなくて―。
「兄さん結構真剣に選ん「うるせぇっっ!」
と、アルの声を慌てて遮る幼なじみの顔は真っ赤。
「…………ありがと、エド。」
「ん?」
まだ真っ赤な兄に
「もー、兄さんったら素直じゃないんだからさ〜。」
「さっきからうるせぇぞアルッッ!」
クリスマスなのに兄弟喧嘩。
「あ〜もう……………。」
今年のクリスマスはなんだか楽しくなりそう。
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クリスマス間近ってコトで、やっぱりクリスマスネタ。
でもアメストリスにクリスマスはないそうで。
12巻に書いてありましたですねぇ。
っつったって季節上クリスマスネタやんなきゃ〜。
なーんか最初考えてたのと全然違くなりました。
2005年12月3日 UP
2005年12月15日 枠取り外し