偽りの愛情 エピローグ
「おはよう、アリス!」
「あぁ〜、おはようウィンリィ〜。」
「ど、どうしたの?元気ゼロって感じ……。」
「フラれちゃったのよぉ〜。うう〜ぅ。」
「だいじょぶよ!アリスならもっといいひとがいるわよ。」
エドワードの記憶は私以外の全員から消えているようだった。
あそこに残った黒い羽。
その羽は、私の部屋に大切に飾ってある。
私が今までで、初めて好きになった人だから。
「ほらー、静かにしろー。今日は転校生の紹介があるぞ、席につけー。」
転校生、というフレーズを聞いてその場は一瞬沸き立ち静まる。
「ほら、入りなさい。」
「ゼヴィア第一から来たエドワードです。ヨロシク。」
「エ…エドワード?」
「………あ。ウィンリィ…?」
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2006年12月17日 (ヒッソリと)UP